■ りたん きぃの詩 「なかまはずれ」(5/9)
仲間はずれ 作・りたん きぃ
a子は小指で やさしく
b子やC子は、ひとさしゆびで流れるように
だけど私は、いつもピシャッと たたかれる
何も 悪いことはしていないのに
かしゃかしゃ かしゃかしゃ
美しい流れのなかに わたしも入りたい
仲間はずれ 作・りたん きぃ
a子は小指で やさしく
b子やC子は、ひとさしゆびで流れるように
だけど私は、いつもピシャッと たたかれる
何も 悪いことはしていないのに
かしゃかしゃ かしゃかしゃ
美しい流れのなかに わたしも入りたい
片思い… 作・あお しんご
けさも きみが見つめるのは
ぼくの きょうだいの あか しんご
きみは じーっと あか しんごをみつめ
ぼくが あらわれると さっと立ち去る
思い切って ぴかぴかしてみたら
きみは 走っていってしまった
せつない 片思い
がけっぷち 作/本だ 六ろう
おい 待ってくれ
これじゃ かかしだ 1本足だ
がまんできるか 墜落するか
これぞ、人生の崖っぷち
オレが墜落して 命をおとしたらが
ご主人様は 泣いて悲しんでくれるだろうか
それとも
「オレ!ちゃんと片づけたのに」って
おこるのだろうか
とにかく 誰かはやく助けてくれ
工事の日 ばす すとっぷ/作
あるあさ
ぼくは 道路にたたされた
何も 悪いことはしていない
ぼくのとなりを
車がビュンビュン通り抜けていく
いつも ぼくのところで バスを待つおじさんが
不思議そうな顔をして 通り過ぎていく
足下が すーすーする
足下が ぐらぐらする
大きな音で 頭が くらくらする
いつもと ちがう 朝
ぼくは 何も悪いことはしていない
「おひさま」 ねぎ ぼうず/さく
ずっとずっと、まっていた
つちのなかで くきのなかで
いつか おひさまにあえると
おひさまは あったかいって
おひさまは やさしいって
でも、ときどき あえないことがあるって
おかあさんは いっていた
やっと あえたね
こんにちは おひさま
おひさまは あったかい
おひさまは いいにおい
おひさまは まんまるい
ぼくと いっしょだ