
昨日は、ファザーリング・ジャパン 12周年のシンポジウムでした。
子育てに例えると、小学校卒業、中学に入学。そろそろ思春期に突入する難しい時期。
変化のある時期。
シンポジウムでは、家族は夫婦からスタートし、やがて子どもは育ち、また夫婦に戻る。
子育ても大切だけど、ベースとなると夫婦の関係を大切にと、メッセージをおくった。
朝起きて、子どもたちが巣立った家で、一人のんびりお茶を飲み、外を眺めながら
親は
子どもの変化を柔軟に受け入れられるか
変わることを恐れないこと
も、大切だなと思った。
尊敬するプロ野球選手が、よく話してくれました。
変わるって怖いんだよね。
それまで築き上げてきたものを、否定された気がするから。
変えたからといって、結果がでる保証もない。
でも、勇気を持って、変わることにチャレンジ、努力をした。
変わることを恐れていたら、
今の自分はなかった と。
子どもの変化と、親のこうあってほしいは、
少しずつ離れていく。
変化が大きければ、自分のキャリ設計、ライフ設計が変わることもある
親になるということは、
自分の変化だけでなく、子どもの変化も受け入れ、
生きていくことなのかもしれない…
私たち夫婦は変わることを恐れず、あきらめず
家族がハッピーになる方法を考え、努力ができていたのか。
2人の大きな子どもたちは、家からは巣立ったけれど、
我が家にもまだまだたくさんの変化がこれからも起こると思う。
受け入れ、変化を恐れず、
最後まで子どもたちの応援団長でいたいとと思います。
夏を告げるルリマツリの花をながめながら
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7/28、アナウンサーの自殺、翌日の児童虐待件数の増加の報道を受けて、
ファザーリング・ジャパンで、緊急開催することになった今回のフォーラム。
開催決定から実施まで、約10日間。
ファザーリング・ジャパンのメーリングリストでの、メールのやりとりは、300通を越えました。
そして、会場を埋め尽くした人は、妊娠中のママ、子育て中のママ・パパ、医療者、
子育て支援関連の方、お孫さん、娘・息子さんのことが気になってという祖父母の方など、
本当に幅広い方にお越しいただきました。
そして、一番驚いたのが男性の参加者が多かったこと。
会場の半分くらいは、男性だったと思います。
とにかく、産後うつを知ってもらおう。
産後うつを正しく知ろう。
そして、自分たちに何ができるのか。
産後うつの人には、どんな支援が必要なのか。
そんなことを、みんなで勉強し、考えられたらいいなと思っての開催でした。
登壇した先生方と、これまで太いパイプがあったわけでもなく、
とにかく、まずは第一人者にお声がけをと思い、ダメもとで連絡。
パークサイド広尾レディスクリニック
宮崎弘美さん(ママブルーネットワーク代表)
市川香織さん(助産師、日本助産師会事務局長)
吉岡マコさん(NPO法人マドレボニ―タ代表)
こんな急なお願いにも関わらず、お引き受けくださいました。
本当に、ありがとうございました。
時間も短く、実際にフォーラムに参加しただけでは、
正しく産後うつを知ることは、難しいかと思います。でも、
産後うつは、誰でもなりうる
ことは、まずおわかりいただけたかと思います。
そして、経験者の声から、課題も見つかりました。
欲しいサポートと、家族が行うサポートのズレ。
ここを埋めていくには、何をすべきなのか。
ファザーリング・ジャパンが担えることが、たくさんあるように思います。
そして、孫育てでも。
そして、ご経験をお話くださったYさん、Nさん、そして、今の不安を語ってくれたMちゃん
本当に、ありがとうございました。 まだまだ、課題は山積みですが、少しずつ輪を広げたいですね。
下記フォーラムの様子を見ることができます!!
●NHKの動画ニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100810/t10013265931000.html
●フォーラムの内容がおわかりいただけます(ツイッターを集めたもの)
http://togetter.com/li/41008
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■産後うつを知るサイト 本日のフォーラムでご紹介のあったもの
●日本周産期メンタルヘルス研究会 お母さんとご家族さま方へ
産後のこころの病気とは?
Q&A
体験談
宗田先生、宮崎産も参加している日本メンタルヘルス研究会のサイト。
産後うつに関する情報が、とてもわかりやすくまとめられています。
奥様が妊娠中の方、現在子育て中の方は、ぜひ一度読んで見てください。
●産後うつの自助グループ「ママブルー」
宮崎さんが代表を務める自助グループのサイト。
一人で悩んでいると、本当につらいです。仲間、話して大丈夫な場所があると、
ずいぶんらくになります。
●マドレボニータ
吉岡マコさんが代表を務めるサイト。産後に特化したオリジナルプログラム・教室の情報
(産後の女性のからだ、エクササイズなど)に出会えます。
産後うつになる前に、心と体のケアをすることも、大切です。
●さんきゅーパパプロジェクト
ファザーリング・ジャパンが行っている父親の育児休暇取得アップを目指し
立ち上げたプロジェクト。育休を取得したい父親のサポート、企業への働きかけ、
無料で学べるe-learningなど、コンテンツ拡大中!
吉岡マコさんの産後の女性のカラダを学べるe-learning
「父親が知っておきたい!母親の産後ケア」 などのe-learningは、こちら>>
●NHKの動画ニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100810/t10013265931000.html
●フォーラムの内容がおわかりいただけます(ツイッターを集めたもの)
http://togetter.com/li/41008
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「涙がポロポロ止まらない」「母親失格かも・・」
「子どもが可愛く感じず、つい・・」
産後のホルモンバランスの崩れに加え、十分なサポート・準備期間が
ない中での早期退院や高齢出産の増加、核家族化の進行など、
さまざまな社会的背景により、「産後うつ」が増加しています。
そして産後うつにより自殺や児童虐待に発展する事件も後を絶ちません。
一方で、産後の知識や情報が不足しがちな父親は、産後うつで苦しむ
母親を十分にサポートしきれていないのが現状です。
夫の長時間労働や海外勤務単身赴任などによる妻子の孤立は深刻で、
また周囲の家族がそれを病気とは思わず、「育児は母親の仕事。
それが満足にできないのは、妻(母親)自身がは育児が苦手だから」
などと思い込み、治療が遅れ、夫をはじめ家族全員に過大な負担が
かかるケースが多発しています。
そこでファザーリング・ジャパンでは、母親の一番のサポーターである
父親を対象の中心に、「産後うつフォーラム」を開催します。
妻の妊娠期から出産、産後における女性の心身の変化、
産後うつの原因や予防策等についての情報提供や、
実際に妻が産後うつ症状を抱えた「経験者」の話を聴き、
助産師、医師等の専門家を交え、予防や解決方法を探る議論を行うとともに、
乳児のいる父親たちへの意識の向上と、
支援(情報提供や働き方の見直しなど)の必要性を訴えます。
【産後うつ】うつ病の一種。出産後、育児に自信がなくなり、
イライラしたり憂うつになったり、子どもを愛せなくなる。
頭痛や不眠、食欲不振などが起きることも。出産経験者の1割が
患うと言われている。自覚がないまま悪化することもあり、注意が必要。
最近は、アナウンサーの女性(0歳児の母親)の自殺の原因として
クローズアップされている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★FJ緊急フォーラム#3 ~産後うつ問題
~ママを産後うつから守る!パパはママの最強サポーター(仮)
http://www.fathering.jp/forum.html
・日時:2010年8月9日(月) 18:30~21:00
・会場:文京区民センター 2A会議室
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
・定員:200名
・対象:乳幼児を育てるパパ・ママ、子育て支援者、この問題に関心のあるすべての方
・参加費:無料
・参加申し込み:Web専用フォームより→ http://bit.ly/0809forum
また、お名前・連絡先(所属先)等を明記の上、seminar@fathering.jp まで
メールでお申込みください。FAX(FJ事務局050-8884-4252)でも受け付けて います。
・主催:NPO法人ファザーリング・ジャパン、日本助産師会
・後援:子育て応援とうきょう会議、にっぽん子育て応援団
NPO法人マドレボニ―タ、NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク
FJ東海、FJ関西、FJ東海
・主な発言者
宗田 聡(パークサイド広尾レディスクリニック院長)
市川香織(助産師、日本助産師会事務局長)
吉岡マコ(NPO法人マドレボニ―タ代表)
宮崎弘美(ママブルーネットワーク代表)
産後うつになった妻を抱えるパパ(FJ会員)
乳幼児を育てるママ
・コーディネーター
棒田明子(ユウchan編集長・産み育てヨコハマハッピープロジェク ト)
長友英哲(FJ産後うつプロジェクトリーダー)
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どうぞ関心ある方はどなたでもOKですので、参加をお待ちしています!
さらにファザーリング・ジャパンでは、今回のフォーラムを始めとして
日本助産師会と協働で、★FJ産後うつ予防プロジェクトを始動させます。
産後うつの知識や治療情報の提供、当事者同士のネットワーク構築など
総合的な支援を目的に、産後うつ予防の具体的なアクションを開始します。
情報サイトのOPENや、10/22(金)には東京で「拡大シンポジウム」を開催
予定で す。
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ずっと、気になっていた、産後うつのこと。
周りからいつも元気いっぱい!と思われる私ですが、
産後は、やっぱりブルーがいっぱい押し寄せてきました。
波のように、押しよせてはひき、押し寄せてはひきを繰り返す。
波にのまれてしまうのか、波と遊べるのか、
みんな、女性がいる立場は、同じ。誰もが産後うつになる可能性はあります。
でも、その本当の所は、以外と知られていない…
そこで、先月、立ち上げから関わっているファザーリング・ジャパンの理事会に、
産後うつのプロジェクトを立ち上げたい旨、代表の安藤に相談。
日本助産師会などの協力も得て、10/22のフォーラムを皮切りに、
いろいろとやっていこうと話していました。
その矢先に……
そこで、急遽、緊急フォーラムを開催することにしました。
まずは、みんなで産後うつって何かを知りましょう。
当事者の声に、耳を傾けましょう。
当事者の人は、自分で何かができる状況ではありません。
だから、周りができることをして、サポート体制を作りましょう!
当日は、言いだしっぺなので、コーディネーターをします。
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